盲腸で入院した時のこと

こんばんは。

今日も秋です。
このまま冬に向かっていくのが楽しみです。秋は服をいっぱい着られますし、夜は涼しくて寝やすいので好きです。いい季節ですね。

書くことがありません。
去年の三月に虫垂炎で入院したのですが、ビフリードみたいな名前の点滴がえらく痛かった覚えがあります。食事をとれないので点滴をしてもらっていたのですが、ずっと水分が入っているのでトイレが無限になり、腕は痛かったです。
針が刺さるのが苦手で、大変迷惑を掛けました。
刺さっているのが怖いのですが、何が刺さっているか分からないのも怖くて全部見ていました。採血の日は三十分前に起きて、日が昇るまで正座で待っていました。今思うと馬鹿々々しいですが、当時は本当に針が苦手で覚悟を決めるためにそうしていました。
二週間弱の入院生活で採血が苦手ではなくなったのはよかったです。コツは、刺さったとてたいしたことがないのを知ってしまうことです。要は慣れですね。それでも献血は怖くて途中でおなかが痛くなりました。やっぱり苦手のままかもしれません。
腹腔鏡手術だったのですが、初めて全身麻酔を体験しました。
点滴からなんかの薬剤を注入されて、「針の刺さっているところめっちゃ痛いです」と言おうとしたら次の瞬間には起こされていました。何だったんだ。不思議な体験です。目が覚めたら喉はカラカラだし、ものすごい肩凝りになっているし驚きました。あと、ドラマでよく見る酸素マスクをつけられていました。私には分からないけれど意味があったのだと思います。これよく見るやつだ、と少しテンションが上がりました。
ところで私は洗面台で頭を洗うのが得意です。しかし手術後はおなかが痛くてうまく洗えずに、泡まみれのびしょ濡れのところを助けてもらいました。看護師さん、仕事を増やしてすみませんでした。どうしたってあんなに自信満々だったのでしょうね。意気揚々とシャンプーを泡立てて、途中で力尽きました。小さな穴でも腹に傷があるって困るものです。
他にも車いすで運ばれたり、鎮痛剤を飲んで我慢しながら入院に必要なものを買いに行ったり、造影剤で蕁麻疹が出たりしました。
今思い返すとすごく楽しかったです。
でも、ご飯を食べられないのはつらいし、ご飯をしばらく食べていなかったところから食べるとすごく疲れるのでもういいです。ご飯を問題なく食べられるのはとても幸せなことだと思います。
盲腸のおなかの痛さはもう一回経験してもいいかもしれません。歩くと痛くて、横になっていても眠れないくらい痛いのはすごいことです。あれを忘れてしまうのは惜しいのですが、もう実感を伴って思い出すことはできそうにありません。
とか書いていたらおなかが痛くなってきました。
こんな、痛いのがおもしろかったとか言っていられるのも今が健康だからですね。ありがたいことです。
この健康を守るためにもう寝ます。
おやすみなさい。