引っ越し準備の日

こんばんは。

今日は妹に手伝ってもらって引っ越しの準備をしました。それ以外は何もしていませんが、荷物をまとめたり減らしたりできたので実りのある一日でした。妹にも会えましたし。

本をちょっと売りに出しました。すごく抵抗感がありましたが、もう読まないだろう本なので支障はないはずです。支障はないはずですが、少し後悔しています。持ち物がシンプルになって嬉しいのはありますが、私の人生からその本が去って行ったのは悲しいです。縁があればまた出会えるでしょうか。
本は私を形作るものなので、本を手放すことは私の一部を手放すことに似ています。内容を覚えていなくても、手元にあればすぐに見返せるのが安心なのですが、手放してしまうとそれができません。私が興味を持って読んだり読まなかったりした本たちには愛着があります。楽しい記憶の一部です。それを今日いくらか失くしてしまいました。
悲しいです。
悲しいですが、人生に別れはつきものです。そして、手に入れられるものは有限です。ですので、今日本を売りに出してしまった行為も意味があったのだと思います。まず、荷物が減ってラッキーですから。
私は本に少しでも興味を持ったら買ってしまうので、たくさんの本を持っています。そして、一冊一冊を大切に覚えているタイプではありません。だから、今日売ってしまった本の題名も覚えていません。メモしておけばよかった。それらを失ってしまった感が強いです。
でも、読んだ本のことを忘れてしまったとしてもその本は私の人格に影響を及ぼしているはずです。完全に失ったわけじゃない。さみしくても我慢します。この我慢しようという考えも、そもそもの本を売ろうという考えもあの本たちが作ってくれたものかもしれません。
別れは悲しく寂しいものですが、前進するための糧としたいと思います。